インバータ(SMX)周波数制御で吐出圧一定制御を行い、省エネ率65.2%

SMX制御盤 電力測定中

SMX制御盤 電力測定中

冷温水ポンプ2 圧力センサ取付<施工後>

冷温水ポンプ2:圧力センサ取付<施工後>

対象設備 AHU+ファンコイル系統 冷温水2次ポンプ 26kW
制御方法 設置前  手動による吐出側バルブ制御  開度100%
設置後  吐出圧による回転数制御(吐出側バルブ全開)

従来通り、商用ポンプ運転での電力値の計測を実施し、また省エネシステム(SMX)周波数制御で吐出圧一定制御を行い使用した場合の電力値計測を比較実施致しました。

<測定結果>
周波数 電圧 電流 力率 消費電力 吐出圧
[Hz] (*V)  [V] (*A)  [A] (PF) (W)  [kW] [MPa]
設置前(商用時) 50 211.1 94.00 0.785 27.06 0.39
設置後(SMX時) (34) 214.6 29.15 0.868 9.421 0.25
削 減 量 64.85 17.64
省エネ率(削減率) 65.2 [%]
削減消費電力[kW] 1日運転 年間稼動日数 年間削減消費電力量 年間省エネ金額
冷房時 暖房時 時間 冷房時 暖房時 [kW] [円]
冷温水2次ポンプ 17.639 17.639 24 155 210 154517.6 ¥1,855,757

まとめ

冷温水2次ポンプの配管系統は、空調機及びファンコイルユニットとなります。
機械室から配管系統の最遠方程に配置されている空調機を運転し、水が循環され温風が出ている状態を確認しながらポンプの吐出圧の設定を致しました。
その測定結果から上記の通り、約65%の電力量削減効果が得られました。
今後も寒暖の変化を考慮しながら年間通じて最適運転となるよう最善調整は必要と考えます。